自宅にWi-Fiは必要?Wi-Fiの必要性、メリット&デメリットを解説

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yoshi

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スマートフォンを利用する際に、自宅にWi-Fiもあったほうが快適に利用できます。しかし、追加で料金が掛かるだけでなく、使用環境によって適したサービスは異なります。

今回の記事では、自宅でWi-Fiが必要なのか、その必要性について説明します。さらに、Wi-Fiを利用するための方法を5個紹介し、それぞれのメリット、デメリットについて解説しますので、参考にしてください。

自宅でWi-Fiを使わずにスマホを使うコツ

自宅でWi-Fiを使わずにスマートフォンを使うためには、データ通信量を節約する、もしくはデータ通信プランの容量を増やすといった対策が必要です。

これらの方法には、それぞれメリット、デメリットがあるため、どちらが自分の使い方に適しているのか確認してみましょう。

データ通信量を節約する

自宅でWi-Fiを使わない場合は、スマートフォンのデータ通信量を節約することで、月々の利用料を低く抑えることができます。

スマートフォンのデータ通信量を節約する方法を表にまとめると、次のとおりです。

内容詳細
データ使用量の警告、上限を設定するAndroidスマートフォンには、データ通信量が多い場合に警告を出したり、データ通信量の上限を設定できる。
iPhoneの場合は、専用のアプリをインストールする必要がある。
データ通信量を節約する設定をするLINE、Twitter、Instagram、Facebookには、データ通信量を節約する設定がある。
よく使用するアプリにデータ通信量の節約モードがあるか確認する。
アプリの自動更新をオフにする手動で更新する設定に変更し、必要なアプリのみ更新することで、データ通信量を節約できる。
バックグラウンド更新をオフにする新着メッセージの受信、データの同期、位置情報の取得、自動アップデートといった、アプリを開いていないときのデータ通信を行わない設定にする。

これらの設定を行うことでデータ通信量を節約することはできますが、使い勝手を犠牲にしている点は否めません。なお、アプリの自動更新をオフにすると、セキュリティ面でのリスクが増加するため行わないことをおすすめします。

データ通信プランの容量を増やす

スマートフォンのデータ通信量を節約することは可能ですが、使い勝手やセキュリティが犠牲になってしまいます。そのため、データ通信プランの容量を増やすことも選択肢の一つです。

データ通信プランの容量を増やすということは、毎月支払う利用料が増加するということになります。利用料の増加をできるだけ抑えるためには、格安SIMの大容量プランに変更すると良いでしょう。

例えば、docomoのahamoであれば、月額2,970円で月20GBまで利用できます。さらに、ahamo大盛りのオプションを追加すれば、月額4,950円で100GBまで利用可能です。

docomoのデータ通信量無制限のプランは、月額7,315円となっています。月々のデータ通信量が100GB程度であれば、費用対効果の高い乗り換え先だと言えます。

ただし、データ通信量が無制限のプランを契約しない限り、月々のデータ通信量には上限があります。データ通信量の上限を超過すると、通信速度が低下してしまいます。また、回線提供先によっては、1日や数日間のデータ通信量があまりに多すぎると速度制限がかかるケースもあります。

そのため、自宅でWi-Fiを使わずにスマートフォンのデータ通信量を増やす場合は、大容量のデータ通信プランに変更したとしても、データ通信量に注意して使わなければなりません。

自宅でWi-Fiを使わずにスマートフォンを使うデメリット

自宅でWI-Fiを使わない場合は、iPhoneのOSの更新ができない、iPhoneの大容量アプリをダウンロードできない、通信速度を制限される恐れがある、というデメリットがあります。

OSの更新ができない

iPhoneの場合は、Wi-Fiに接続しないとOSの更新ができません。

OSが更新できないということは、バグの修正が反映されない、新機能を利用できないというデメリットがあります。さらに、新しいOSのセキュリティ対策も反映されないため、iPhoneのOSが更新できないという点は、自宅でWi-Fiを使用する上で大きなデメリットです。

Androidの場合は、Wi-Fiに接続しなくてもOSの更新が可能です。しかし、OSをダウンロードすると、一般的に1GB以上のデータ通信が行われます。そのため、月々のデータ通信量が少ないプランでは、利用可能なデータ通信量をOSの更新で使い切ってしまう恐れがあります。

このように、自宅でWi-Fiを使わないということは、OSの更新においてデメリットが大きいと言えるでしょう。

大容量アプリのダウンロード制限がある

iPhoneには、アプリのデータ容量が150MB以上の場合、Wi-Fiに接続していないとダウンロードできないという制限があります。自宅にWI-Fiがない場合は、他の場所でWi-Fiに接続し大容量アプリをダウンロードしなくてはなりません。

Androidには、このようなデータ容量によるダウンロード制限はありません。しかし、使用可能なデータ通信量を消費してしまうため、データ通信量の使用状況には注意が必要です。

通信速度を制限される恐れがある

契約しているデータ通信プランの上限を超えた場合は、速度制限が掛かりデータ通信の速度が低下します。この他に、短期間で非常に多い量のデータ通信を行った場合も、速度制限がかかる場合があります。

常にスマートフォンの回線でデータ通信を行っていると、このような速度制限が掛かる可能性が高くなる点は、自宅でWi-Fiを使わないデメリットだと言えるでしょう。

自宅でWi-Fiを使うメリット

自宅でWi-Fiを利用する場合は、データ通信容量やWi-Fiへの接続台数を気にせず使える、無線のため配線の必要がないというメリットがあります。

データ通信容量を気にせず使える

自宅でWi-Fiを利用する一番のメリットは、データ通信容量を気にせず使えるという点です。

動画の再生、Web会議、大容量データの送受信といった、データ通信量の多い使い方をする機会が増えています。自宅にWi-Fiがあれば、データ通信容量を気にせず利用できるため、メリットは大きいでしょう。

さらに、スマートフォンだけでなくパソコンも使っている場合は、容量の大きいデータのやり取りがさらに増加します。スマートフォンのテザリングではデータ通信量が不足することも考えられるため、自宅のWI-Fiの必要性はさらに高まるでしょう。

Wi-Fiへの接続台数を気にせず使える

スマートフォン以外に、Wi-Fiを利用する機器は増加しています。パソコン、プリンター、テレビ、ゲーム機、タブレット端末、スマート家電といった機器が自宅にあれば、Wi-Fiへの接続台数は知らない間に増えているでしょう。

また、同居家族がいればWi-Fiへの接続台数は更に増加します。そのため、Wi-Fiへの接続台数を気にせず使える点は、自宅のWi-Fiを利用するメリットの一つです。

例えば、softbank回線のiPhoneであれば、同時にテザリングで接続できる台数は5台までとなっています。一方、自宅用のルーターの場合は、30台以上接続できるモデルが存在し、売れ筋のモデルでも20台以上の接続が可能です。

Wi-Fiに接続する機器が多いと、スマートフォンのテザリングでは全ての機器をWi-Fiに接続できなくなる可能性があります。自宅のWi-Fiの接続台数を気にせず利用できる点は、メリットの一つだと言えるでしょう。

無線のため配線の必要がない

近年では、3階建ての一軒家でもWi-Fiの電波が届くルーターが、手頃な価格で販売されています。Wi-Fiルーターを1台置くだけで配線の必要がない点は、大きなメリットです。

Wi-Fiの電波が届きにくい部屋があった場合は、Wi-Fiの中継機を設置することで改善できます。中継機も無線で電波を飛ばすため、配線の必要がない点は変わりません。

自宅でWi-Fiを使うデメリット

一般的な固定回線を用いて自宅でWi-Fiを利用するためには、固定回線の契約と工事、プロバイダとの契約、Wi-Fiルーターの購入が必要です。

固定回線の契約、工事が必要

自宅でWi-Fiを使う場合、一般的には光回線の固定回線を契約することになります。

光回線を使用するためには、工事が必要です。回線の申込後に工事日を決め、回線の引き込みが完了するまでに1ヶ月程掛かる場合があります。

ただし、マンションのような集合住宅であれば、すでに建物まで光回線が引き込まれている場合もあります。このような場合は、2週間程度で工事が完了することもあります。

このように、固定回線を使用する場合は、契約だけでなく工事が必要です。申込後すぐにインターネット回線を利用できない点には注意してください。

プロバイダの契約も忘れずに

自宅で固定回線を用いてWi-Fiを利用するためには、回線の契約と工事の他にプロバイダとの契約も必要です。

プロバイダは、回線とインターネットを接続する役割を担う接続業者です。固定回線だけでなくプロバイダとも契約しなければ、インターネットを利用できません。

固定回線を利用する際は、プロバイダとの契約も忘れずに行いましょう。

Wi-Fiルーターの購入が必要

固定回線の契約と工事、プロバイダとの契約に加え、自宅でWi-Fiを利用するためにはWi-Fiルーターを購入しなければなりません。

Wi-Fiルーターを設置することで、スマートフォンを始めとした様々な機器をWi-Fiに接続できるようになります。

建物の広さに応じて適したWi-Fiルーターは異なるため、使用環境に適した製品を購入するように注意してください。

1GBでできること

自宅でWi-Fiを使用しない場合は、データ通信量が無制限のプランを契約しない限り、データ通信量に注意しながらスマートフォンなどを利用することになります。

1GBで利用できることを表にまとめています。契約を検討しているプランなら、どの程度利用できるのか確認してください。

用途1GBで利用できる目安
メールの送受信約2,090通
インターネット動画の視聴約4.5時間
音楽のストリーミング約250曲

自宅でWi-Fiを使ったほうが良い人

データ使用量が多い、複数の機器をWi-Fiに接続する、スマート家電を利用するといった条件に当てはまる場合は、自宅でWi-Fiを使うことを検討すると良いでしょう。

特に、複数の機器をWi-Fiに接続する、スマート家電を利用している人は、自宅でWi-Fiを使用することをおすすめします。

データ使用量が多い

インターネット動画の視聴、Web会議、大容量データの送受信といった、データ使用量の多い使い方をしている人は、自宅でWi-Fiを使うことをおすすめします。

例えば、フレッツ 光ネクストギガマンション・スマートタイプの月額利用料は、3,685円です。プロバイダはGMOとくとくBBを契約すれば、月額583円。両者の月額利用料を合計すると、4,268円になります。

一方、docomoのデータ通信量無制限のプランは、月額7,315円です。テザリングも可能なプランのため、パソコンやタブレット端末もWi-Fiでインターネットに接続できます。

データ使用量の観点だけで考えると、使用環境によって固定回線の契約を行うかどうか判断が分かれるかもしれません。しかし、複数の機器をWi-Fiに接続する、スマート家電を利用している場合は、自宅のWi-Fiを利用することをおすすめします。

複数の機器をWi-Fiに接続する

スマートフォン以外に、パソコン、プリンター、テレビ、ゲーム機、タブレット端末といった複数の機器をWi-Fiに接続する場合は、自宅のWi-Fiを利用することをおすすめします。

SoftbankのiPhoneの場合は、テザリングで接続できる台数は5台までとなっています。スマートフォン以外の機器をWi-Fiに接続する場合、接続台数を超えてしまいWi-Fiに接続できない機器が出てくる恐れがあります。

テザリングで接続可能な台数を確認し、全ての機器がWi-Fiに接続できるか確認しましょう。接続できない機器が出てくる場合は、自宅のWi-Fiを利用することをおすすめします。

スマート家電を利用する

スマート家電を利用している場合は、自宅のWi-Fiを利用しなければ機能を十分に発揮できません。

例えば、外出先からテレビ、エアコン、照明などの操作を行うスマートリモコン。スマートリモコンがWi-Fi経由でインターネットに接続されていなければ、外出先から操作することができません。

そのため、スマート家電を利用している場合は、自宅にWi-Fiが必要になるでしょう。

自宅でWi-Fiを利用する方法

自宅でWi-Fiを利用する方法は、以下の5つの方法があります。

  • 固定回線を契約する
  • ホームルーターを契約する
  • モバイルWi-Fiを契約する
  • スマートフォンのテザリングを利用する
  • 無料Wi-Fiを利用する

これらの方法には、それぞれメリット、デメリットがあるため、使用環境にあった方法を選択する必要があります。

固定回線を契約する

固定回線のメリットは、データ通信量を気にせず利用できるという点です。また、同時接続可能台数が多いWi-Fiルーターを購入すれば、多くの危機を同時にWi-Fiに接続できるというメリットもあります。

固定回線は、回線工事とプロバイダ契約、Wi-Fiルーターの購入が必要です。しかし、データ使用量が多い、もしくは10台以上の機器をWi-Fiに接続する人は、固定回線の契約をおすすめします。

スマートフォンとセットで契約することで、固定回線の料金が割り引かれるサービスが提供されています。例えば、ドコモ光セット割りは、ドコモのギガプランを契約していれば家族全員のスマホ料金が永年最大1,100円割引になります。

このようなセット割引も上手に活用し費用を押さえれば、固定回線を導入しやすくなります。

ホームルーターを契約する

ホームルーターのメリットは、固定回線のように工事が必要なく、届いたその日から利用できる点です。また、プロバイダ契約や、複雑なWi-Fiの設定が不要な点もメリットとして挙げられます。

ただし、固定回線よりも速度や通信の安定性では劣っている点と、データ通信量があまりに多いと速度制限の対象となる可能性がある点には注意が必要です。

モバイルWi-Fiと比較すると、電波が安定しており、同時に接続できる台数が多いため、Wi-Fiの利用が自宅に限られる場合は有力な選択肢となるでしょう。

モバイルWi-Fiを契約する

モバイルWi-Fiのメリットは、自宅でも外出先でもWi-Fiを利用できる点です。外出先で高速、大容量のデータ通信が必要な場合は、モバイルWi-Fiを検討することをおすすめします。

モバイルWi-Fiもホームルーターと同様に、工事が必要ありません。届いたその日から利用できる点もメリットと言えます。

ただし、モバイルWi-Fiは、固定回線のWi-Fiやホームルーターと比較して、遠くまで電波が届きにくく、接続台数が少ない傾向にあります。また、家族と同居している場合は、モバイルWi-Fiを持ち出すと自宅でWi-Fiを使えなくなってしまう点にも注意が必要です。

そのため、Wi-Fiを一人しか使わない、接続台数は多くない、外出時でもWi-Fiを使いたいという条件に当てはまる場合は、モバイルWi-Fiを検討すると良いでしょう。

スマートフォンのテザリングを利用する

スマートフォンのテザリング機能を利用して、Wi-Fiを利用することも可能です。外出先でも利用でき、工事は不要で、複雑なWi-Fiの設定も必要ありません。

ただし、データ通信量が無制限のプランを契約しない限り、データ通信量には注意して利用しなければなりません。また、テザリングをするとスマートフォンのバッテリー消費が激しくなるため、外出時にはモバイルバッテリーも持ち運ぶ必要があるでしょう。

データ通信量が少ない、Wi-Fiの接続台数は多くない、自分しかWi-Fiを使わないという場合は、スマートフォンのテザリングで問題ないかもしれません。

無料Wi-Fiを利用する

公衆無線LANと呼ばれる、誰でも利用できる無料Wi-Fiがあります。自宅から公衆無線LANに接続できれば、無料でWi-Fiを利用できるということになります。

しかし、公衆無線LANにはセキュリティ面で不安があるため、おすすめできません。不特定多数の利用者が公衆無線LANにアクセスするため、不正アクセスやウィルス感染のリスクがあります。

また、利用者が多いと通信が安定しないというデメリットもあるため、基本的には公衆無線LANを利用しないことをおすすめします。

まとめ

自宅でWi-Fiを利用する方法は、この記事で紹介したように種類があり、使用環境によって適したサービスは異なります。

用途にあった自宅のWi-Fiを選択するためには、次の方法のメリット、デメリットを把握したうえで比較、検討することが重要です。

  • 固定回線を契約する
  • ホームルーターを契約する
  • モバイルWi-Fiを契約する
  • スマートフォンのテザリングを利用する
  • 無料Wi-Fiを利用する

今回の記事の内容を参考にして、自分にあったWi-Fiを選びましょう。

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