TP-Link Archer AX55レビュー│IPv6 IPoE、Wi-Fi6の入門にも最適な高速Wi-Fiルーター

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テッチ

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自宅のWi-Fi接続機器が20台以上あるテッチです。

動画やゲームなどを楽しむ上で重要なのが、高速で安定したWi-Fi環境

通信速度が遅く、何年もWi-Fiルーターを交換していないなら見直す機会は大事になります。

今回紹介するのは、新方式の「IPv6 IPoE」と高速通信「Wi-Fi 6」に対応したルーター「TP-Link Archer AX55」です。

従来のインターネット接続方法である「IPv4 PPPoE」では、利用者が多い時間帯は回線速度が遅くなってしまいがち。

続々と新方式への対応機種が増えてきた中でも、本機は約1万円のお手ごろ価格で「IPv6 IPoE」対応かつ「Wi-Fi6」モデルと十分なスペックを持っています。

IPv6とは、IPアドレスのバージョン4であるIPv4に続く、次世代のバージョン6にあたるIPアドレスです。

通信範囲は戸建て3階建てまで対応と、十分な性能。

もし、電波環境の悪い部屋があっても同社中継機を用意することで、切れ目のないメッシュWi-Fi(OneMesh)に拡張できるのも大きなポイントです。

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拡張性の高さと高速通信は魅力!

それでは、IPv6 IPoE、Wi-Fi6の入門にも最適な高速Wi-Fiルーター「TP-Link Archer AX55」を紹介していきます。

メリット
デメリット
  • IPv6 IPoE対応
  • Wi-Fi 6対応で高速通信
  • 約50台のデバイスとも接続可能
  • USBポート付きで簡易NASとしても使用可能
  • 階をまたぐと比較的通信速度が落ちてしまう

本記事はTP-Link様から製品を提供いただき作成しています。

TP-Link Archer AX55の特徴

TP-Link Archer AX55は「IPv6 IPoE」「Wi-Fi 6」対応のWi-Fiルーターです。

機種名Archer AX55
サイズ261.1 × 134.5 × 41.0mm
アンテナタイプ高性能固定アンテナ×4
ワイヤレス規格Wi-Fi 6
IEEE 802.11ax/ac/n/a 5 GHz
IEEE 802.11ax/n/b/g 2.4 GHz
通信速度5GHz:2402Mbps(802.11ax、HE160)
2.4GHz:574Mbps(802.11ax)
プロセッサーデュアルコアCPU
有線ポートギガビットWANポート× 1
ギガビットLANポート× 4
USB対応USB 3.0ポート× 1

対応フォーマット:
NTFS, exFAT, HFS+, FAT32

機能:
Apple Time Machine
FTPサーバー
メディアサーバー
Samba サーバー
(ルーターの利用状況に応じて利用可能なHDDサイズの上限やファイル数は上下します)
セキュリティーSPIファイアウォール
アクセスコントロール
IP & MACバインディング
アプリケーション層ゲートウェイ

HomeShield セキュリティ
リアルタイムIoT 保護
悪意のあるサイトのブロック
侵入防止システム
DDoS攻撃の防止
ホームネットワークスキャナー
ゲストネットワーク5 GHzゲストネットワーク×1
2.4 GHzゲストネットワーク×1
動作環境動作温度: 0℃~40℃

デュアルバンドに対応した本機の最大速度は、5GHzで2402Mbps2.4GHzで574Mbps

最新規格のWiFi 6対応で、スムーズでストレスを感じない通信環境を実現します。

Wi-Fi 6とは従来のWi-Fi 5と比較すると、約4〜10倍の処理スピードがアップ。周波数も2.4GHzと5GHzの両方が対応しています。

Wi-Fi5
Wi-Fi6
  • 最大通信速度:6.93Gbps
  • 周波数帯:5.0GHz
  • 最大通信速度:9.6Gbps
  • 周波数帯:2.4/5.0GHz
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同時接続にも強く、スピードも有線並みの高速通信ができます!

さらにIPv6 IPoEにも対応。

IPv6とは、IPアドレスのバージョン4であるIPv4に続く、次世代のバージョン6にあたるIPアドレスです。

従来のPPPoE方式に比べて大容量で、通信が混雑することなくスムーズに行われ、快適で安定した接続環境を提供してくれます。

通信範囲と接続台数は以下のようになっています。

推奨利用環境
  • 広さ:戸建て3階建て/マンション4LDK
  • 最大接続台数:48台

普通の住宅環境であれば十分カバーしてくれるスペックをそなえていますが、電波は目では見えないもの。

複雑な住宅構造や設置場所によって、特定の部屋に電波が届かないといったケースもあります。

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そんなときは中継機の導入がおすすめ!

本機に対応中継機をプラスするだけで、「TP-Link OneMesh」というメッシュWi-Fiネットワークを構築可能。

Wi-Fiの死角をなくすことで、電波の届きにくい部屋でも安定した無線接続が可能になります。

中継機を接続するだけで手軽にメッシュWi-Fiに

TP-Link Archer AX55の付属品、外観

それでは、TP-Link Archer AX55の付属品と外観をみていきましょう。

パッケージはひと目でTP-Linkと判断できるもの。すでに高速通信と多機能ぶりが伝わってきます。

「TP-Link Archer AX55」付属品は以下の通りです。

同梱物一覧
  • Archer AX55本体
  • ACアダプター
  • LANケーブル
  • 取扱説明書

LANケーブルはホワイトのものが付属されています。カテゴリーは5E、長さは約1.2メートルでした。

ACアダプターは比較的コンパクトなものが用意されています。電源タップなどに挿しても干渉しにくいので便利です。

ブラックのカラーリングが施された本体。長方形の角張った筐体となっています。

中央部分は光沢感のある切り替えが特徴的。ただ、指紋とホコリはつきやすい印象です。

ブランドロゴも中央に

ななめにデザインされた表面部分は、排熱効率も考慮されています。

本体のサイズは「261.1mm × 134.5mm」。

アンテナを含めた高さは、実測で155mmでした。

本体部分の厚みは約41mmと程よいサイズ感となっています。

外部アンテナは4本搭載。取り外しはできなくなっています。

アンテナ部分は可動式になっているので、電波の指向性をコントロールすることができます。

正面にはLEDが内蔵。ひと目で接続状態の確認ができるようになっています。

背面も排熱効率が高いデザインを採用。

ゴム足が設置したときの滑り止めに役立ちます。またフックもついているので壁掛け運用も可能です。

背面にはポート類が集約されています。

特に便利なのがUSB-A端子の装備。外付けHDDなどを接続し、簡易NASとして使用することができます。

MEMO

Macの場合は外付けHDDを接続して、バックアップ用のTimeMachineとして使用することができます。

TP-Link Archer AX55の接続方法

「TP-Link Archer AX55」の接続方法を解説していきます。

アプリのダウンロード

Tetherアプリを使用することで、かんたんにセットアップができますので、まずはダウンロードしていきましょう。

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アプリではさまざまな設定やコントロールが可能になります!

接続手順

それでは接続手順を解説していきます。

  1. STEP

    ハードウェアの接続

    WANポートとモデムをLANケーブルでつなぎます。

  2. STEP

    本機のLEDが点灯するまで待ちます。

  3. STEP

    アカウントにログインする

    『TP-Link ID』を作成してログインします。

  4. STEP

    デバイスの選択

    「Archer AX55」をタップ。

  5. STEP

    デバイス管理用のアカウントを作成します

  6. STEP

    接続タイプの設定

    自動検出を選択で大丈夫です。

  7. STEP

    SSIDとパスワードの設定

    初期設定のSSIDとパスワードをそのまま使用するなら「既定のWi-Fi設定をしようする」をタップしましょう。

  8. STEP

    最後に設定の確認をしましょう

    問題なければ「適用」をタップ。

  9. STEP

    お疲れさまです!設定完了です!

TP-Link Archer AX55のスピードテスト

「TP-Link Archer AX55」の通信速度を測定してみました。

我が家の通信環境は以下の通りです。

自宅の通信環境

  • Softbank光 1Gbps 戸建てタイプ
  • 4LDK 2階建て
  • Wi-Fi接続機器が約20台

テストを行った場所は以下の2箇所。

  • 1階リビング
  • 自宅内で電波が届きにくい2階の角部屋
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Archer AX55は1階リビングの中央に設置しています!

テストに使用した端末は下記の3種類になります。

テストに使用したデバイス
  • iPhone 13mini(Wi-Fi 6)
  • iPhone 8(Wi-Fi 5)
  • M1 MacBook Air(Wi-Fi 6)

測定は時間帯やサーバーの関係で大きく変化するので参考程度にご覧ください。

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1階リビングでの測定結果

iPhone13mini

  • ダウンロード:320Mbps
  • アップロード:370Mbps

iPhone8

  • ダウンロード:280Mbps
  • アップロード:300Mbps

MacBook Air

  • ダウンロード:300Mbps
  • アップロード:120Mbps

ルーターを設置している、1階のリビングでは高速な数値が計測されました。

測定時はルーターから約1mの距離で行い、Wi-Fi 6対応のiPhone13miniやMacBook Airではダウンロードで300Mbps超えの結果です。

テッチ

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十分なスピードが出ています!

我が家の通信環境は、Softbank光1Gbps 戸建てタイプなので、ここまでが限界値かと思いますが、下記のような高速な光回線を利用するとこのルーターの力をさらに発揮してくれます。

高速な光回線の一例

我が家は20台以上のWi-Fi接続機器がありますが、複数の機器を同時に接続しても安定感は抜群。

本機の特徴である「ビームフォーミング」「MU-MIMO」による性能をしっかりと発揮し、家族が多くWi-Fi接続する端末が多い環境でも、ストレスを感じることはありませんでした。

テッチ

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たくさんの接続でも、ゲームや動画視聴が快適に楽しめますよ!

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2階角部屋での測定結果

電波の届きにくい2階の角部屋では思いのほか速度低下がありました。

使えないレベルではありませんが、同社の対応中継機を利用したOneMesh(メッシュWi-Fi)環境を構築して使用前、使用後を比較してみました。

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比較の結果は以下の通りです。

iPhone13mini

  • ダウンロード:71Mbps → 180Mbps
  • アップロード:28Mbps → 130Mbps

iPhone8

  • ダウンロード:41Mbps → 170Mbps
  • アップロード:29Mbps → 140Mbps

MacBook Air

  • ダウンロード:78Mbps → 150Mbps
  • アップロード:33Mbps → 180Mbps

中継機を使用する前は各デバイスともにダウンロードで100Mbpsを下回ってしまいました。

しかし、中継機を利用することで全体的に約2倍のスピードに回復。

このように住宅環境によっては電波の届きにくい部屋などもあります。

まずはWi-Fiルーター単体で使用してみて、満足できなければ中継機を買い足すといった運用がいいかと思います。

テッチ

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TP-Link独自のOneMeshが使えるのは大きいです!

TP-Link Archer AX55まとめ

TP-Link Archer AX55」をレビューしました。

おすすめな人
  • 1万円以下でIPv6 IPoE対応ルーターがほしい
  • USBポートで簡易NASなどを設置したい
  • 接続機器が多くても快適に使いたい
  • ゆくゆくはメッシュWi-Fiにも拡張してみたい

約1万円の価格設定でIPv6 IPoEWi-Fi 6が使用できるコスパ抜群のWi-Fiルーターでした。

USBポートで簡易NASの構築や、対応中継機の使用でOneMeshを使用できるなど、拡張性にもすぐれた1台です。

テッチ

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Wi-Fiルーターを見直したい方はぜひ候補のひとつに!

最後までありがとうございました。

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