Wi-Fiルーターの置き場をテレビの近くにすると故障する?正しい置き場を解説

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  • Wi-Fiルーターはテレビの近くに置いてはいけないのだろうか?
  • そこがダメなら、どこに置けばよいのか?
  • Wi-Fiの接続状況が悪いならどうすればよいのだろうか?

このように思っている人は多いでしょう。

たしかにWi-Fiルーターをテレビの近くに置くと、なんらかの影響がありそうですね。

本記事では近くに置いた場合の影響や、それ以外のNGな置き場所、そして正しい置き方に関して解説します。ぜひ参考にしてください。

Wi-Fiルーターの置き場所としてテレビの近くはNG

結論からいえば、Wi-Fiルーターの置き場所として、テレビの近くは不適切です。なぜならテレビとその周辺機器がハッスル電磁波が、Wi-Fiの通信を邪魔するからです。

Wi-Fiルーターは、別の機器が発信する電磁波に大きな影響を受けます。

なかでもテレビそのものが放つ電磁波は強力。通信に対して特に大きな影響が生じるでしょう。

さらにテレビ周りにあるDVDプレーヤーやチューナーからも、一定の電磁波が発せられています。これらの影響も関係すると、さらに通信状態が悪化するかもしれません。

テレビの近く以外でNGなWi-Fiルーターの置き方

テレビの近く以外でNGなWi-Fiルーターの置き方として、以下が挙げられます。

  • 水回り付近に置く
  • 電子レンジの近くに置く
  • 水槽の近くに置く
  • 隅っこに寄せる
  • 障害物が多いところに置く

Wi-Fiルーターはかなり繊細なものなので、NGな置き方がいくつかあります。それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

水回り付近に置く

まずWi-Fiルーターは、水回りの近くにおいてはいけません。つまり、キッチンやお風呂周辺ですね。

実は水は、「電磁波を集める」という特性を持っています。だからWi-Fiルーターが通信するために必要としている電波を吸い取ってしまうわけですね。

さらにWi-Fiルーターに水がかかるなどして汚損してしまうリスクもあります。

Wi-Fiルーターは通信会社からレンタルしているようなものなので、壊すとたいへんです。

こういった観点からも、水回りは置き場所として不適切だといえます。

電子レンジの近くに置く

意外と、電子レンジの近くに置くのもおすすめできません。なぜなら、やはり通信に悪影響が出るからです。

電子レンジは、使用時に2.4GHz(ギガヘルツ)という周波数帯域を使います。この数字と単位に見覚え手がある人は多いでしょう。これは、Wi-Fiルーターが使用する周波数とまったく同じです。

要するに同じ周波数を、電子レンジとWi-Fiルーターが同時に使うことになります。こうなると、色々な影響が出てくるのは想像がつくでしょう。

そして電子レンジは、たいていキッチン、つまり水回りのどこかにあるケースが多いでしょう。そうすると水に電磁波を吸収されるという現象も関係するため、Wi-Fiルーターとパソコン間での通信はさらに不安定になります。

水槽の近くに置く 

水槽の近くに置くのもやめましょう。

先ほども解説しましたが、水が近くにあると電磁波を吸収され、Wi-Fi通信が不安定になる可能性があります。

さらにWi-Fiルーターが水濡れするケースもあります。上記のとおり、機器はレンタルしているものなので、最悪弁償させられるかもしれません。

隅っこに寄せる

Wi-Fiルーターを部屋の隅っこに寄せるのも、あまりよい方法ではありません。

効率的に電波を届けられなくなるからです。

Wi-Fiルーターは、基本的に360度に均等に電波を発するように設計されています。つまり隅っこに置いてしまうと、一部の電波が反射してしまいます。

そうすると、壁に面していない方向には効率的に電波が届きますが、逆方向での通信状況には悪影響が出るでしょう。

Wi-Fiルーターは、生活の邪魔になったり、あるいは部屋のデザインを損ねたりします。だから隅っこに寄せがちなのですが、通信環境のことを考えれば、あまりよい方法ではありません。

障害物が多いところに置く

当たり前のことですが、障害物が多いところに置くのも、あまりおすすめできません。

真っ直ぐに電波が飛ばなくなってしまうので、通信環境に悪影響が出ます。

できるだけ障害物を置かず、Wi-Fiルーターを直接に見えるような状態にしなければいけません。

とはいえWi-Fiルーターの性質上、物陰に置いてしまいがち。通信環境を安定させたいなら、物の配置などを見直す必要があります。

Wi-Fiルーターのよい置き場はどこ?

「あそこもダメでここもダメ、では、どこに置けばよいのだろう?」

このように思った人もいるでしょう。

Wi-Fiルーターをよい場所に設置するなら、以下の点を意識してください。

  • 床から2mほど高いところ
  • とにかく周辺にものがないところ

もちろん例外もありますが、基本的に上記2点をおさえておけば問題はありません。また、両方ともある程度簡単に実施できる内容でもあります。それぞれ解説するので参考にしてください。

床から2mほど高いところ

Wi-Fiルーターを設置するなら、床から2mほど高いところのほうがよいでしょう。

なぜなら、高い位置から電波を飛ばす方が、通信が安定するからです。理由は3つあります。

  • 電子レンジや水槽など、電波に干渉するものから距離を取れる
  • 障害物が少なくなり、効率よく電波が飛ぶ
  • 「下方向に電波を飛ばすのが苦手」というWi-Fiルーターの欠点をカバーできる

まず高いところに置けば、電子レンジや水槽から距離を取ることが可能です。おそらく2mより高い場所に電子レンジや水槽を置いている人は少ないはず。

また障害物が少なくなるのもポイント。もちろん置き方にもよりますが、一定の高さがあると、テーブルやイスなどに電波が遮られるケースが少なくなります。

さらにWi-Fiルーターの欠点をカバーできるのもポイントです。基本的に「上方向に電波を飛ばすのが得意だが、下方向に飛ばすのは苦手」というのが、Wi-Fiルーターの全体的な傾向です。しかし高い位置に設置すれば、安定して電波を届けられます。

このような理由から、Wi-Fiルーターは高い位置に設置するのがおすすめです。

ただし周りに物を置きすぎると、障害物によって電波が遮られるため、高い位置に置くことのメリットが損なわれます。この点には注意しましょう。

とにかく周辺にものがないところ

また、基本的には周辺にものがないところがおすすめです。

何度か触れていますが、障害物があると電波通信が邪魔されます。

これを避けるために、とにかく周辺に障害物を置かないこと。

理想でいうと、Wi-Fiルーターの周囲30cmあたりには物が置かれていないこと。そしてWi-Fiルーターとパソコンの間に障害物がないのがのぞましいです。

【補足】理想を言えば部屋の真ん中

あくまで理想の話になりますが、Wi-Fiルーターのベストな置き方は部屋の真ん中で、高さが2m程度の位置です。

これがもっとも効率的に電波を飛ばせます。

Wi-Fiルーターは、基本的に360度に対して電波を飛ばします。しかしWi-Fiルーターを隅っこに設置すると反射するなどして、電波が正しく届かないこともあるわけです。

だから部屋の真ん中かつ高さ2mほどの位置が、Wi-Fiルーターの置き場所としては理想的。

ただし堂々と部屋の真ん中にWi-Fiルーターを置くのは、動線などを考えるとおすすめできません。あくまで理想として、これに少しでも近づけられるように工夫する、というのが現実的です。

それでもWi-Fiがつながりにくいときはどうすれば?

どれだけWi-Fiルーターの置き方を工夫してもうまく行かないときは、以下の方法を試してみましょう。

  • 5Ghzに変更する
  • 中継器を利用する
  • ルーターやパソコンを再起動する

それぞれについて詳しく解説するので、参考にしてください。

5Ghzに変更する

Wi-Fiがつながりにくいときは、使用する帯域を5GHzに変えてみましょう。

ほとんどのWi-Fiルーターは、2.4Ghzと5Ghz、ふたつの帯域が使えるように設定されています。うち、通常は2.4Ghのほうに設定されているはずです。

これを5Ghzに切り替えると、通信状況が完全する可能性があります。ちなみに数値が大きいことからもわかるように、2.4Ghzよりも5Ghのほうが通信速度は速いです。

また2.4Ghz帯域は、電子レンジやIoT家電も利用しています。ここから離れられるから、通信状況の改善が見込めるという見方もあるわけです。

ちなみに帯域の変え方は、ルーターによって異なります。取扱説明書を見るか、通信会社に問い合わせるなどして確認しましょう。

中継器を利用する

中継器を利用するのもおすすめです。中継器とは、Wi-Fiの電波をキャッチし、離れた場所に届きやすくするための装置。

これを利用すれば、離れた場所に電波が飛びやすくなります。

Wi-Fiの電波は、ルーターと端末間の距離が伸びれば伸びるほど弱くなるものです。しかし中継器を使えば、多少離れていても安定した通信が期待できます。

ルーターやパソコンを再起動する

さらにシンプルな方法として、ルーターやパソコンを再起動するという方法もあります。

まず、パソコンを再起動するだけでも、一定の効果が望まれます。

そしてルーターのほうも再起動してみましょう。パソコンと同じく、ルーターも電源が入りっぱなしだと不具合を起こすことがあります。しかし再起動するだけで問題が解消され、通信速度が安定するかもしれません。

ルーターを再起動する方法は、おそらく見たままではわかりません。取扱説明書を読むなどして手順を確認しておきましょう。

Wi-Fiルーターの置き場に関するよくある質問

本記事ではWi-Fiルーターに関して解説しました。最後によくある質問に回答します。

  • 窓を開けるとつながりやすくなる?
  • 平屋の場合はどこに置けばよい?
  • Wi-Fiルーターは交換できる?

Wi-Fiルータとはかなり繊細なもので、色々と気を遣う必要があります。それぞれ詳しく解説するので参考にしてください。

窓を開けるとつながりやすくなる?

結論からいうと、窓を開けると多少はWi-Fiがつながりやすくなります。

なぜなら窓ガラスによる通信の阻害を避けられるからです。

といってもその影響は微々たるもので、窓を開けたからといって劇的に通信状態が改善するわけでもありません。少なくとも寒さや暑さを我慢してまでやることではないでしょう。

平屋の場合はどこに置けばよい?

平屋の場合は、基本的に家の中心にWi-Fiルーターを設置しましょう。これなら家屋全体にバランスよく電波を届けられます。

Wi-Fiルーターは交換できる?

結論からいえば可能です。しかも従来のものよりグレードの高いものと取り替えられる可能性があります。

また、多くの場合で交換に関する費用はかかりません。

どうしても通信状況に満足できないなら、Wi-Fiルーターの交換を検討してみましょう。ただし交換できるかどうかは契約内容によるので注意してください。

どのような対応が可能かは、一度通信会社に問い合わせてみましょう。

まとめ

本記事ではWi-Fiルーターの置き場所に関して解説しました。

一般的にWi-Fiルーターはテレビの近くに置くべきではありません。テレビや周辺機器から強い電磁波が飛んでおり、それがWi-Fiの通信状態を悪化させるからです。

また水槽や電子レンジの近くに置くのもおすすめできません。Wi-Fiルーターから飛ぶ電波が吸収されたり、利用している帯域が重なって通信が不安定になったりするからです。

逆にいうと、周辺にものがなく、床から2mほどの高さにWi-Fiルーターを設置すると、通信が安定しやすくなります。まずはこの点を意識して、どこに置くか考えてみましょう。

置き場所を工夫しても通信速度に不満が残るなら、5Ghz帯域や中継器の利用が考えられます。またルーター側を再起動するだけでも、通信環境が劇的に完全することもあります。

Wi-Fiルーターの通信はやや繊細で気を遣う部分もありますが、一度よい置き所を見つければ、基本的には安定して使い続けられます。少し時間をとってベストなポジションを探ってみましょう。

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