どうも!テッチです。
数多くあるWi-Fiルーターですが、できれば高性能かつ安く導入したいのが本音なところ。
そんな中、新方式の「IPv6 IPoE」に対応しながら、8,000円台で購入できるWi-Fiルーターが登場しました。
それが「TP-Link Archer AX23」です。
従来のインターネット接続方法である「IPv4 PPPoE」では、利用者が多い時間帯は回線速度が遅くなってしまいがち。
本機は「IPv6 IPoE」対応かつ「Wi-Fi6」モデルと最新の機能をしっかりと搭載してきました。
4本のアンテナを搭載し、接続デバイスを検出して集中的に信号を送るビームフォーミング技術によって、広いエリアをカバー。
4LDKの自宅で実際に使用した中では、通信速度、電波範囲ともに必要十分な結果でした。
テッチ
自宅の回線がV6プラスに対応しているならぜひ検討を!
それでは、IPv6 IPoE対応で上位機種にも負けないWi-Fi 6ルーター「TP-Link Archer AX23」を紹介していきます。
目次
TP-Link Archer AX23の特徴
「TP-Link Archer AX23」は、IPv6 IPoE対応のデュアルバンドWi-Fiルーターです。
機種名 | Archer AX23 |
サイズ | 260.2 × 135.0 × 38.6mm |
アンテナタイプ | 高性能固定アンテナ×4 |
ワイヤレス規格 | Wi-Fi 6 IEEE 802.11ax/ac/n/a(5GHz) IEEE 802.11ax/n/b/g(2.4GHz) |
通信速度 | 5GHz:1201Mbps(802.11ax) 2.4GHz:574Mbps(802.11ax) |
プロセッサー | デュアルコアCPU |
有線ポート | ギガビットWANポート×1 ギガビットLANポート×4 |
USBポート | × |
最大接続数 | 36台 |
セキュリティー | WPA WPA2 WPA3 WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
ゲストネットワーク | 5GHzゲストネットワーク×1 2.4GHzゲストネットワーク×1 |
デュアルバンドに対応した本機の最大速度は、5GHzで1201Mbps、2.4GHzで574Mbps。
最新規格のWiFi 6対応で、スムーズでストレスを感じない通信環境を実現します。
Wi-Fi 6とは従来のWi-Fi 5と比較すると、約4〜10倍の処理スピードがアップ。周波数も2.4GHzと5GHzの両方が対応しています。
さらに次世代のIPv6 IPoEにも対応。
IPv6とは、IPアドレスのバージョン4であるIPv4に続く、次世代のバージョン6にあたるIPアドレスです。
従来のPPPoE方式に比べて大容量で、通信が混雑することなくスムーズに行われ、快適で安定した接続環境を提供してくれます。
本機の通信範囲と接続台数は以下のようになっています。
- 広さ:戸建て3階建て/マンション4LDK
- 最大接続台数:36台
普通の住宅環境であれば十分カバーしてくれるスペックをそなえていますが、電波は目では見えないもの。
複雑な住宅構造や設置場所によって、特定の部屋に電波が届かないといったケースもあります。
テッチ
そんなときは中継機の導入がおすすめ!
本機に対応中継機をプラスするだけで、「TP-Link OneMesh」というメッシュWi-Fiネットワークを構築可能。
Wi-Fiの死角をなくすことで、電波の届きにくい部屋でも安定した無線接続が可能になります。
TP-Linkのルーターを比較
TP-Linkのルーターは「デュアルバンド+Wi-Fi 6」の組み合わせでもかなり細分化されています。
そこで、各機種のスペックをまとめてみました。
機種名 | Archer AX23 | Archer AX20 | Archer AX50 | Archer AX55 | Archer AX72 | Archer AX73 |
製品画像 | ||||||
サイズ | 260.2 × 135.0 × 38.6mm | 260.2 × 135.0 × 38.6 mm | 260.2 x 135.0 x 38.6 mm | 261.1 × 134.5 × 41.0mm | 272.5 × 147.2 × 49.2mm | 272.5 × 147.2 × 49.2 mm |
アンテナタイプ | 高性能固定アンテナ×4 | 高性能固定アンテナ×4 | 高性能固定アンテナ×4 | 高性能固定アンテナ×4 | 高性能固定アンテナ×6 | 高性能固定アンテナ× 6 |
ワイヤレス規格 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
通信速度 | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:574Mbps | 5GHz:1201Mbps 2.4GHz:574Mbps | 5GHz:2402Mbps 2.4GHz:574Mbps | 5GHz:2402Mbps 2.4GHz:574Mbps | 5GHz:4804Mbps 2.4GHz:574Mbps | 5GHz:4804Mbps 2.4GHz:574Mbps |
プロセッサー | デュアルコアCPU | 1.5 GHzクアッドコアCPU | デュアルコアCPU | デュアルコアCPU | 1GHzデュアルコアCPU | 1.5 GHz トリプルコアCPU |
有線ポート | WANポート×1 LANポート×4 | WANポート×1 LANポート×4 | WANポート×1 LANポート×4 | WANポート×1 LANポート×4 | WANポート×1 LANポート×4 | WANポート× 1 LANポート× 4 |
USBポート | × | USB 2.0 ポート×1 | USB 3.0 ポート×1 | USB 3.0ポート×1 | USB 3.0ポート×1 | USB 3.0ポート× 1 |
最大接続数 | 36台 | 36台 | 48台 | 48台 | 80台 | 80台 |
価格 | 約7,800円 | 約8,000円 | 約9,500円 | 約9,800円 | 約13,500円 | 約14,500円 |
今回紹介している「Archer AX23」は理論値での通信速度は、他の機種と比較すると低いものの、実際の使用感では必要十分でした。
本機はUSBポートが搭載されていないので、簡易NASとして使用したい場合やWi-Fi接続機器が多い場合は「Archer AX55」がおすすめです。
また自宅の回線が高速なタイプの場合は「Archer AX73」を使用するといいでしょう。
テッチ
1万円以下で高機能なものがほしいなら本機はおすすめです!
TP-Link Archer AX23の付属品と外観
それでは「TP-Link Archer AX23」の付属品と外観を見ていきましょう。
全体的にブラックのカラーリングが施された本体。長方形のコンパクトな筐体となっています。
中央部分はピアノブラックの切り替えがうつくしさを増してくれます。ただ、指紋とホコリはつきやすい印象なので気なる方は注意が必要です。
表面部分は、排熱効率も考慮された設計になっています。
本体のサイズは「260.2mm × 135mm」。
アンテナを含めた高さは、実測で160mmでした。
横からみると本体には角度がついています。本体部分の厚みは約38mmと程よいサイズ感でした。
外部アンテナは4本搭載。取り外しはできなくなっています。
アンテナ部分は可動式になっているので、電波の指向性をある程度コントロールすることができます。
正面にはLEDが内蔵。ひと目で接続状態の確認ができるようになっています。
背面をのぞくと、こちらも表面同様に排熱効率が高いデザイン。
四隅にはゴム足が設置され、滑り止めに役立ちます。フックもついているので壁掛け運用も可能です。
背面にはポート類が集約されています。
左側にはWPSボタンとリセットボタンを配置。
中央にはLANポート×4、WANポート、電源ボタンとなっています。
左側には電源ポートが備わっています。
TP-Link Archer AX23の付属品は以下の通りとなっています。
- TP-Link Archer AX23本体
- ACアダプター
- LANケーブル
- 取扱説明書
LANケーブルはホワイトのものが付属されています。カテゴリーは5E、長さは約1.2メートルでした。
テッチ
LANケーブルは購入前に設置する場所までの長さをはかっておきましょう!
ACアダプターは控えめの大きさが好印象でした。
TP-Link Archer AX23の接続方法
「TP-Link Archer AX23」の接続方法を解説していきます。
アプリのダウンロード
Tetherアプリを使用することで、かんたんにセットアップができますので、まずはダウンロードしていきましょう。
TP-Link Tether
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テッチ
アプリではさまざまな設定やコントロールが可能になります!
それでは接続手順を解説していきます。
- STEP
ハードウェアの接続
WANポートとモデムをLANケーブルでつなぎます。
- STEP
本機のLEDが点灯するまで待ちます。
- STEP
アカウントにログインする
『TP-Link ID』を作成してログインします。
- STEP
デバイスの選択
「Archer AX23」をタップ。
- STEP
デバイス管理用のアカウントを作成します
- STEP
接続タイプの設定
自動検出を選択で大丈夫です。
- STEP
SSIDとパスワードの設定
初期設定のSSIDとパスワードをそのまま使用するなら「既定のWi-Fi設定をしようする」をタップしましょう。
- STEP
最後に設定の確認をしましょう
問題なければ「適用」をタップ。
- STEP
お疲れさまです!設定完了です!
TP-Link Archer AX23のスピードテスト
「TP-Link Archer AX23」の通信速度を測定してみました。
今回は以前に発売された「Archer AX55」との比較をしていきます。
右:Archer AX55
我が家の通信環境は以下の通りです。
自宅の通信環境
- Softbank光 1Gbps 戸建てタイプ
- 4LDK 2階建て
- Wi-Fi接続機器が約20台
テストを行った場所は以下の2箇所。
- 1階リビング
- 自宅内で電波が届きにくい2階の角部屋
AX23、AX55ともに1階リビングの中央に設置しています。
テストに使用した端末はWi-Fi 6に対応したiPhone 13miniを使用しました。
1階リビングでの測定結果
Archer AX23
- ダウンロード:290Mbps
- アップロード:320Mbps
Archer AX55
- ダウンロード:300Mbps
- アップロード:300Mbps
ルーターを設置している、1階のリビングではどちらも高速な数値が計測されました。
測定時はルーターから約1mの距離で行い、ダウンロードで約300Mbpsと十分なスピード感。
通信速度の理論値では「Archer AX55」の方が早いですが、Softbank光 1Gbpsでは実際そこまでの変化はありませんでした。
下記のような高速な光回線を利用すると高性能なルーターの方が力を発揮してくれます。
さらにスマートホーム化にともない、自宅では20台以上のWi-Fi接続機器がありますが、複数の機器を同時に接続しても安定感は抜群。
本機の特徴である「ビームフォーミング」「MU-MIMO」による性能をしっかりと発揮し、同時にWi-Fi接続する端末が多い環境でも、ストレスを感じることはありませんでした。
テッチ
同時にゲームや動画視聴が快適に楽しめます!
2階角部屋での測定結果
続いては、電波の届きにくい2階の角部屋での測定結果です。
Archer AX23
- ダウンロード:140Mbps
- アップロード:130Mbps
Archer AX55
- ダウンロード:150Mbps
- アップロード:140Mbps
2階では1階と比較すると、壁などをへだてているため速度低下がありました。
ただ、実用面では十分なスピードで広範囲のWi-Fi環境が構築できます。
自宅の環境によっては、電波が届きにくい場合があるのも現実。
そんなときは、同社の対応中継機を利用したOneMesh(メッシュWi-Fi)環境を構築すると多くの場合は改善するので検討してみましょう。
テッチ
まずはWi-Fiルーター単体で使用してみて、満足できなければ中継機を買い足すといった運用がおすすめです!
TP-Link Archer AX23がおすすめな人
TP-Link Archer AX23は「1万円以下でIPv6 IPoE対応ルーターが欲しい人 」におすすめの1台です。
上位機種であるAX55やAX73に比べると、性能面では多少劣りますが、速度にこだわりがなければ十分に使えるルーターでした。
- 1万円以下で高性能なものがほしい
- Wi-Fi 6対応が必須
- USBポートは必要ない
- OneMeshを使用したい
- 自宅の広さが4LDK以下
- 接続するWi-Fi機器は30台以下
TP-Link Archer AX23のレビューまとめ
「TP-Link Archer AX23」をレビューしました。
本機は、TP-Linkの「IPv6 IPoE対応&Wi-Fi 6ルーター」の中では現状で最安クラスの製品です。
高性能ながら、お財布にもやさしいWi-Fiルーターでした。
テッチ
コスパにすぐれたモデルです!
最後までありがとうございました。
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テッチ
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