JBL TOUR PRO+ TWS レビュー│パワフルかつエレガントなサウンドが楽しめる完全ワイヤレスイヤホン

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テッチ

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JBLの完全ワイヤレスイヤホンといえば記憶に新しいのが昨年末発売された「JBL CLUB PRO + TWS」。

2020年ナンバー1との呼び声も高く、YouTuberの間でも高評価で話題になり、しばらく品薄状態が続き入手困難になったイヤホンです。

その「CLUB PRO+ TWS」がさらにパワーアップし、2021年10月新たな形で登場したのが「JBL TOUR PRO+ TWS」です。

前作の派手さのあるサウンドからやや落ち着きをみせた本機。

パワフルでありながらシャープでクリア感が増し、上品な表現も可能になりました。

音質だけでなく機能性も向上し、ワンランクアップした完成度の高い仕上がりです。

テッチ

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絶妙なチューニングで聴く楽しみを再確認させてくれました!

それでは、パワフルかつエレガントなサウンドが楽しめる完全ワイヤレスイヤホン「JBL TOUR PRO+ TWS」を紹介していきます。

メリット
デメリット
  • 前モデルよりすべてがパワーアップ
  • パワフルかつ繊細なサウンド
  • 高級感のあるデザイン
  • アプリで細かいカスタマイズができる
  • ケースの収まりが悪い

【JBL TOUR PRO+ TWS】特徴

「JBL TOUR PRO+ TWS」はパワフルかつ繊細なサウンドが魅力の完全ワイヤレスイヤホンです。

機種名JBL TOUR PRO+ TWS
再生可能時間最大8時間 / 充電ケース使用時 : 最大32時間
BluetoothバージョンBluetooth5.0
ノイズキャンセリング
外音取り込み
マルチポイント
防水性能IPX5
重量57g
対応コーデックSBC・AAC
最大通信距離10m
充電時間約1.5時間
充電端子USB-C・ワイヤレス充電

本機の再生時間はイヤホン本体のみで8時間、ケースを含めると最大32時間の使用が可能。

防水性能はIPX5に対応で、雨や汗などからイヤホン本体を守ってくれます。

IPX5防水性能とは?
あらゆる方向からの噴流に対して保護。シャワーなどでは大丈夫ですが、水没してしまうと故障の可能性があるので注意が必要です。

カラーラインナップはブラック一色のみとなっています。

対応コーデックはSBC・AACの2種類。高音質コーデックのLDACaptX Adaptiveなどには非対応となっています。

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JBL TOUR PRO+ TWS、JBL CLUB PRO + TWSのスペック比較

前モデルの「JBL CLUB PRO + TWS」との比較になります。

製品名

JBL TOUR PRO+ TWS

JBL CLUB PRO + TWS
再生時間イヤホン単体 / 8時間
ケース込み / 32時間
イヤホン単体 / 8時間
ケース込み / 24時間
防水規格IPX5IPX4
BluetoothバージョンBluetooth5.0Bluetooth5.1
対応コーデックSBC / AACSBC / AAC
ドライバー6.8mm6.8mm
ANC
外音取り込み
充電方式USB-C
ワイヤレス充電
USB-C
ワイヤレス充電
価格23,000円18,000円
製品ページ詳細を見る詳細を見る

比較表では大きな違いは感じませんが、音質面では「JBL TOUR PRO+ TWS」がワンランクアップした高音質といった感じ。

Bluetoothバージョンは「Bluetooth5.0」となぜか前作より下がってしまいました。

ただ、そのことによる接続の不安定などはなく、ショッピングモールでの使用でも途切れることはありませんでした。

テッチ

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5,000円の価格差がありますが、個人的には「JBL TOUR PRO+ TWS」のほうがおすすめ!

【JBL TOUR PRO+ TWS】付属品、外観

それでは「JBL TOUR PRO+ TWS」の付属品と外観をみていきましょう。

JBLといえばパッケージもかっこよくオシャレに仕上げています。

開封だけですでにテンションが上ってしまうような、ワクワク感をもたせてくれます。

「JBL TOUR PRO+ TWS」の付属品は以下の通りです。

同梱物一覧
  • JBL TOUR PRO+ TWS本体
  • 交換用イヤーピース
  • エンハンサー
  • USB-A to Cケーブル
  • 取り扱い説明書

イヤーピースは5サイズと細かく分けられています。

高さ違いのものも付属され、絶妙なフィット感まで追求ができます。

さらに、イヤホン本体の周囲に取り付けるエンハンサーも付属。

こちらは2種類が用意され、突起のありなしが選択できます。

上:突起なし
下:突起あり

突起アリは耳に引っ掛ける要領で落下防止に効果があります。

テッチ

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個人的には突起なしのタイプが耳の奥まで入っていく感覚で好みでした!

充電用のケーブルはUSB-A to Cのものが付属。

こちらのケーブルのA端子の方は裏表がなくどちらでも差し込める素晴らしい仕様!

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ボクは高確率で逆側になるのでコレは便利!

ケースは角がとられた丸みのあるデザイン。手に吸い付くような滑らかさのある質感がとてもいい感じ。

正面には光沢感のあるJBLのロゴがはいっています。

ケースの開閉部分にも光沢感のあるラインがアクセントに。

前モデルの「JBL CLUB PRO + TWS」との比較です。今回の方が多少の大きさを感じます。

左:JBL TOUR PRO+ TWS(今作)
右:JBL CLUB PRO + TWS(前作)

やや厚みはありますが、手に収まるサイズ感は好印象。

本体の底面には充電用にのUSB-C端子が搭載。急速充電対応により10分の充電で約1時間の再生ができます。

本機は便利なワイヤレス充電にも対応。専用の充電器を使うことで置くだけの充電が可能になります。

ケースを開いた状態です。内側も光沢感がありイヤホンを取り出すたびに高級感を味わう事ができます。

イヤホン本体のケースへの収まりは正直微妙なところ。強力なマグネットで定位置に収まるものが多い中、本機は微調整しないとしっかり収まらないことも。

一応収まってない状態で蓋を閉めると警告音が鳴るのですが、どうせならパチっと1回で決まるような磁力の強さがほしかったところです。

イヤホン本体は丸みのあるコロッとしたデザインが特徴的。

周囲にはTOURの文字も刻まれています。

前モデルと比較するとシンプルさがアップし、大人の印象になった感じでしょうか。

左:JBL TOUR PRO+ TWS(今作)
右:JBL CLUB PRO + TWS(前作)

側面にはさりげなくJBLのロゴが印字されています。この部分はタッチセンサーになっていて、イヤホン側からさまざまなコントロールが可能になっています。

  • 再生 →右1タップ
  • 停止 →右1タップ
  • 曲送り →右2タップ
  • 曲戻し →右3タップ
  • ノイズキャンセリング切り替え →左1タップ
  • トークスルー →左2タップ
  • 音声アシスタント →右または左長押し
  • 電話を受ける →右または左2回タップ
  • 通話を終了する →右または左2回タップ

※操作方法はアプリでカスタマイズ可能

イヤホンの内側には装着センサーを搭載。イヤホンの着脱を検知し、音楽の再生/停止を自動で切り替えてくれます。

イヤホン単体での重量は15g。

ケースを含めると73gでした

【JBL TOUR PRO+ TWS】接続方法

「JBL TOUR PRO+ TWS」のBluetooth接続方法を解説していきます。

  1. STEP

    ケースを開くとペアリングモードに入ります。

  2. STEP

    iPhoneの設定Bluetoothから「JBL TOUR PRO+ TWS」をタップ。

  3. STEP

    「JBL TOUR PRO+ TWS」が接続済みになっていれば接続完了です。

一度ペアリングを設定すると次回からはイヤホンをケースから取り出すと自動的に接続してくれます。

【JBL TOUR PRO+ TWS】レビュー

「JBL TOUR PRO+ TWS」を実際に使ってみた感想を書いていきます。

JBLらしいパワフルで繊細な音質

本機の音質はややドンシャリ気味のサウンドが特徴的になります。

各音域の特徴は以下の通り。

  • 高音域:分離感のあるキレイな音質でシンバルなどの細かいニュアンスが伝わってくる。前作よりやさしく上品になった印象
  • 中音域:ボーカルも楽器もバランス良く耳に届く芯のあるサウンド。
  • 低音域:JBLらしさがあふれるパワフルな低音。迫力がある中でキレもあり前作よりクリアになった印象。

全体的に前モデルより1ランクアップしたような、パワフルさのなかに上品さをプラスしたようなサウンドです。

なによりこのイヤホンで聴くロックやポップスは気持ちよさがあり、ノリよく楽しむ事ができます。

前モデルの「JBL CLUB PRO + TWS」は迫力で押してくるような粗さがありますが、人によってはこちらのほうが気持ちよく聴こえる場合も。

個人的には解像感がアップし細かい表現も得意になった「JBL TOUR PRO+ TWS」の方が好みの音質でした。

「JBL TOUR PRO+ TWS」音質評価
高音
9.5
中音
9
低音
10
解像度
9.5
TOTAL
9.5

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ノイズキャンセリングは十分な性能

ノイズキャンセリングは「CLUB PRO + TWS」よりも強さを感じました。

AirPods ProSONY WF-1000XM4などと比較すると劣ってはしまいますが、日常的に使うレベルではまったく気にしなくていいでしょう。

カフェなどでの使用感では、全体的な雑音はしっかりと消してくれますが近くの女性の声などはやや聞こえてくるような感じがありました。

ただ、音楽をかけるとそのあたりは気にならなくなり、必要十分な性能です。

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場面によって使い分けができる外音取り込みが便利

本機には2種類の外音取り込みモードを搭載しています。

  • アンビエントウェア(1回タップ):音量そのままで周囲の音を取り込み。
  • トークスルー(2回タップ):再生音楽のボリュームを大幅に下げて音声を取り込む。

必要な時間だけ周囲の音を聴いたり、装着したまま必要な時だけ相手と会話することができます。

周囲の音を気のしながらBGM感覚で楽しむなら「アンビエントウェア」、急な会話などには「トークスルー」を切り替えて使用するのが便利です。

テッチ

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常にイヤホンを装着している人には特に便利!

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カスタマイズ性の高い専用アプリ

本機はアプリでさまざまなカスタマイズが可能になります。

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トップ画面では、イヤホンやケースのバッテリー残量の確認や各モードの切り替えなどが行えます。

イヤーピースのフィット感

まず試してほしいのはイヤーピースのフィット感のチェックです。

「最適なフィット感をチェックする」をタップすると音が流れて自動で測定を開始してくれます。

イヤピースのフィット感はノイズキャンセリングや音質に大きく影響するので、自分にあったサイズを確認できるのはとても便利です。

タッチコントロールの変更

イヤホン側でのタッチコントロールの操作も変更が可能です。

左右のイヤホンに5種類のカテゴリーの中から2種類を割り当てできます。

ただ、使用頻度の高い再生コントロールとアンビエントコントロール(外音取り込み→ANC)を割り当てると音量コントロールが設定できないのは残念と感じるポイント。

テッチ

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音量コントロールは便利だから設定できないのは悲しい…。

タッチコントロールに関してはゼンハイザー CX Plus True Wirelessがすべての設定を割り当てられるのでとても使いやすいです。

接続モードの変更

スマートオーディオモードという接続モードの変更も可能。

以下の3種類が用意されています。

  • ノーマル → 接続安定性重視
  • オーディオモード → 音質重視
  • ビデオモード → 低遅延重視

接続が途切れるような場所であればノーマルモード、高音質優先であればオーディオモード、動画などで遅延が気になるようであればビデオモードを選択するといいでしょう。

テッチ

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音楽重視ならオーディオモードがおすすめ!

イコライザー設定

イコライザーはプリセットやカスタマイズなどが可能です。

前作のようにDJによる作り込まれたプリセット機能はありませんが、自分好みにカスタマイズも可能。

かなり細かい帯域が調整できるので、音質にこだわりがある方でも詰めたセッティングを作り上げることができます。

マイアラーム・サイレントナウ

さらにワイヤレスイヤホンではなかなか珍しい機能として「マイアラーム」と「サイレントナウ」があります。

音楽を聴きながら眠りにつき、指定の時間後は音楽が停止してANCだけが効いた状態で静かに眠れるというもの。

さらに起床時にはイヤホンからアラームが鳴るので完璧!

と言いたいところですが、実際に使用してみるとイヤホン自体の大きさもあり横向きで寝ることの多いボクにはジャマでいまいちと感じてしまいました。

横向きで寝るには大きくて違和感を感じてしまう…
テッチ

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寝ているときはイヤホンが外れても気づかないこともあります…。

この機能に関しては使う人を選ぶと感じてしまいました。

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ビデオモードで動画も低遅延で楽しめる

完全ワイヤレスイヤホンは、Bluetoothでの無線接続なので遅延が気になるところです。

本機には接続モードの設定が可能になります。

音楽を聴くことが多いボクは主にオーディオモードで使用していますが、YouTubeなどの視聴では多少遅延を感じました。

ビデオモードに切り替えることで遅延は最小限に解消し、快適な動画視聴ができます。

テッチ

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動画メインだと「ビデオモード」がおすすめです!

【JBL TOUR PRO+ TWS】まとめ

JBL TOUR PRO+ TWS」をレビューしました。

おすすめな人
  • ノリよく音楽を楽しみたい
  • ロック、ポップス、EDMをよく聴く
  • ノイズキャンセリング、外音取り込みもほしい
  • ワイヤレス充電もほしい
  • SBC・AACコーデックで十分

前モデルの「CLUB PRO + TWS」より全体的なパワーアップがはかられた本機。

JBLならではの迫力のサウンドでロックやポップス、EDMなどをノリよく楽しめるモデルです。

2万円台ながら、各社のフラグシップモデルに負けない音質で満足度の高さを感じました。

テッチ

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さすがJBLと思わせてくれる完成度の高いイヤホンです!

最後までありがとうございました。

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